ドメイン移管の気になる事
2021.09.01単にドメインを移管させるだけであればそこまで気を使わないと思いますが、実際に稼働しているサイトのドメインを移管するとなるとサイトの方へどういった影響を及ぼすのか気になるところです。ドメイン移管をするにあたって疑問に思ったことをまとめましたので移管を検討している方の参考になれば幸いです。
お名前ドットコムからXserverにドメインを移管した手順を公開してますのでそちらも確認していただければと思います。
目次
ドメインの移管手続きは難しい?
ドメインの移管作業は難しいものではありません。ただ、慣れない作業が発生するので最初は戸惑うと思います。
まず移管先申請を行うのですが、そのあとはとにかくメールを受け取っては承認といったフローが多かった印象があります。
移管元でもドメインを移管させるための条件をクリアしないといけないので、移管準備も必要になります。
下記はお名前ドットコムから移管する際にドメイン移管する際に拒否される条件です。
- whois情報公開代行をしている
- ドメインを取得して60日以降
- ドメインの有効期間が14日以内
- ドメイン移管のロックをしている
他の会社でも同じような条件が必要になるかと思いますので、調べて条件をクリアしておきましょう。
ドメイン移管の手続きに必要な時間は?
私が移管手続きをはじめてから完了するまでに要した時間は2日程度でした。
しかしメールが届いてから承認といったフローが度々必要となったため、メールが送られてくるタイミングに左右され時間が読みにくいといった印象でした。
ドメインの移管の条件で有効期限がなどもありますので、ぎりぎりで行ってしまうと有効期限を超えてしまう恐れもあります。
1週間は見ておいた方が良いでしょう。
ドメイン移管に掛かる費用は?
ドメイン移管を行うにあたって、ドメインの転出手続きとドメインの転入手続きで移管元と移管先の両方で費用が掛かるのかと思いましたが、杞憂でした。
転出の費用は掛からず掛かった費用は移管先でのドメイン維持費のみでした。
ドメイン移管する際に稼働中のサイトでも大丈夫なのか?
ドメインにはネームサーバーの設定がされており、私の使用しているドメインも管理はお名前ドットコムだけど、ネームサーバーの設定はXserverにしてました。
ドメインを移管させると設定が変わってしまいサイトが見られなくなるのでは?と思いましたが、それは大丈夫でした。
ドメインを移管させる際にネームサーバーの設定もそのまま引き継ぐのでサイトが表示されなくなるといったことはありません。
ドメイン移管する際にSSL化しているドメインも大丈夫なのか?
こちらも大丈夫でした。
ネームサーバーをXserverにしているので元々ドメインのSSL化はXserverにて行っており、この辺りは改めて設定をするなどといった作業はありませんでした。
ただ、私の場合はXserverの提供する無料SSLを使ってますのでレンタルサーバー側に証明書を保持しているため必要なかったのです。
サーバーが変わる、もしくは有償のSSLなど条件が異なる場合は設定が異なる場合はありますのでご自身の環境によっては確認する必要があります。
最後に
私がドメイン移管する際に疑問に思ったことを各項目ごとにざっくり解説させていただきました。
それぞれドメインを移管させる環境によって異なることもあると思いますので、それぞれ対応いただく会社の案内をしっかりとご確認ください。
お名前ドットコムからXserverにドメインを移管させた手順も一緒にご覧いただければと思います。
少しでもこの記事を参考になれば幸いです。