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WordPressを使えばSEOに有利な理由

2020.10.28

Webに関わっている人であれば、「WordPressを使えばSEOに有利」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。しかしこれをそのまま解釈してしまうのは問題があります。というのも、言葉とおりに受け取ってしまうとWordPressを使いさえすればSEOの対策が出来るという意味で理解してしまうからです。

技術や知識のあるWeb制作者がサイトを制作するときにCMSを利用する理由は、運用/更新/メンテナンスを行うにあたって便利だからです。WordPressも例外ではありません。

ところが、初心者向けのWeb講習を行っていた時にWordPressをなぜ使うのか?を聞いたときにSEOに有利だからといった答えが返ってきました。それを聞いたときに「WordPressを使えばSEOに有利」という言葉は正しい理解をよそに独り歩きし始めたのだと思いました。

たしかに「WordPressを使えばSEOに有利」という表現は間違いではありません。でもそれだけだとWordPressさえ使えばSEOに有利になるといった受け止め方をしてしまう人が出てくるようになりました。

HTMLファイルからCMSの時代へ

今から10年前(2010年ごろ)まだCMSの利用がメジャーでない時代、多くのサイトはHTMLファイルをそのままサーバーにアップしてました。CMSを扱っているサイトは大規模サイトを扱う一部の企業だけでした。

index.htmlなどファイルをFTPソフトなどを使って直接アップして表示する時代でもSEOはしっかり行うことが出来てました。

そこへ無料で手軽に扱う事のできるWordPressが登場し、小規模なサイトでもCMSを使う事が手軽になりました。また個人でもブログシステムを手軽に扱う事が出来るようになりました。そうなるとそれまでHTMLファイルでSEOを行っていたのがCMSを使ってSEOを行う時代へと変わったのです。決してWordPressでなければSEOが出来ないわけではありません。

CMSでなくてもよいケース

WordPressのシェアが広がり、取りあえずサイトを作るなら猫も杓子もWordPressといった風潮になってきました。しかし何でもかんでもWordPressにすれば良いという事ではありません。

例えばキャンペーンなどで2~3Pページ程度のボリュームのサイトをの短期間のみ公開するような時にまでWordPressを使う必要があるでしょうか?公開期間が短く更新頻度が少ないのであればわざわざWordPressのようなCMSを使う必要はありません。CMSをサーバーに設置してテンプレートを組み込む手間はが掛かってしまう事を考えるとHTMLファイルをそのまま公開した方がコスト的に安上りです。また、CMSのような様々なクエリを要求する仕組みよりも表示速度は向上します。

私自身もサイトを作るときはWordPressをベースに作る事がほとんどになりました。とはいえ全てWordPressにするわけではありません。わざわざCMSにしなくても良い場合はHTMLファイルだけで作る事もありますし、場合によっては別のCMSを使うこともあります。

WordPressがSEOに有利だと言われる理由

WordPressがSEOに有利だと言われる所以は、WordPressがメジャーになる前までに使われていたCMSがSEO的にあまりよろしくなかった事にあります。

全てではありませんが、サイトの構造化やマークアップなど思うように設定出来ないCMSが多々ありました。ところがWordPressはちゃんとくみ上げれば構造化やマークアップなどSEOがやりやすい仕組みでしたのでSEOに有利という触れ込みで広まっていったのです。

WordPress自体のシェアが広がると様々なプラグインも誕生し、専門的な知識がない初心者でもSEOの設定が比較的簡単に出来るようになりましたので「WordPressはSEOに強い」といったイメージに拍車がかかります。

そういった背景がありますので、WordPressをただ使えばSEOに有利といった考えは誤りなのです。間違った構築をしてしまえばSEOの効果は得られません。

以上のことを踏まえると、「WordPressを使えばSEOに有利」という表現よりも、「WordPressはSEOをやるうえで有利なCMS」という表現の方が正しいのです。ということでWordPressで作ったからSEOはバッチリと考えるのではなく、SEOの基本的な知識を身に付けた上でWordPressを扱っていきましょう。

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