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初心者向けにWordPress(ワードプレス)とは何なのかプロのWeb制作者が解説

2020.11.17

どうも、Web業界に身を投じて10年以上になるメッツです。

日常業務としてWordPressのテーマ開発やカスタマイズをしているわたくしメッツが初心者向けにWordPressについて説明いたします。

WordPress[ワードプレス](以下WordPress)とは何?何となくは分かるけど詳しくは分からないといった方も初心者向けに咬み砕いて説明するので、これを読めばWordPressとはどういうものなのかバッチリ理解できます。

この記事を書いた人
メッツ

メッツ(Webデザイナー/ディレクター)

2009年~大手旅行代理店の系列会社でECサイトの管理運用
2012年~Web制作会社に転職し制作現場へ。現在は制作チーフとしてディレクションなども担当。 顧客の問題や要望を適切なサイト設計を通して解決。WordPressのテーマ開発が得意
その他Webコンサルやアクセス解析/サイト改善の提案を行う

そもそもWordPressとはいったい何?

WordPressはCMS(コンテンツマネージメントシステム)の一つです。

CMSとは何ぞや?って話しになるので分かりやすく説明するとサイト(ホームページやブログ)などを更新したり管理したりするシステムのことをCMSと言います。つまり、WordPressはホームページを管理するシステムのことなのです。(ホームページの制作ソフトではありません)

ひと昔まえまでホームページはHTMLファイルを直接サーバーアップロードして公開してましたが、今では管理のしやすさを考慮してCMSを使うことが一般的になりました。

世の中にはサイトを管理するシステム(CMS)が数多く存在しますが、WordPressはそんなシステムの代表格です。

ベースはブログ作成用のシステムですが、比較的簡単なカスタマイズによって様々な用途に流用が可能です。もちろん一般的なホームページの管理システムとしても使われ、CMSとしては世界で最も有名で多くの人に利用されています。

その多さは世界中で何億とあるサイトの中で約3割りのサイトがWordPressを利用しているとも言われていますのでその規模の大きさが分かると思います。

なぜWordPressが選ばれるのか

無料である

WordPressはオープンソースソフトウェアといって誰でも無料で扱う事のできるシステムです。

どんなに良いものだと進められても有料であれば導入するのに少し躊躇することでしょう。しかし無料であれば、もしその後使わなくなったとしても後悔することはありません。

無料であるからこそ導入のハードルは大きく下がります。これこそ多くの人に使われる大きな一因と言えるでしょう。

豊富なテーマ

WordPressにはテーマと呼ばれるデザインテンプレートがあります。

このテーマは管理画面から簡単にインストールしたり入れ替えることが可能です。テーマはWordPressの公式で配布しており、そのテーマは全て無料で導入することができます。

自身で好みのテーマを選んで設定できるので簡単に好みのデザインやレイアウトにすることができます。ちなみにWordPressの公式以外にもテーマは配布されており、有料と無料のものがあります。

専門的な知識があれば一からテーマを作る事もできますが、初心者の方はまずは自分のイメージに合う既存のテーマを使って自身でカスタマイズして使っていくと良いでしょう。

【ポイント】

テーマを切り替えてデザインを変える事は可能ですが、テーマごとに機能も異なりますので、自身で必要な機能が備わっているテーマを選びます。

豊富なプラグイン

プラグインとは拡張機能するためのプログラムです。WordPressに追加することによってサイトに様々な機能をもたらすことが出来ます。こちらも管理画面から簡単にインストールして追加することが可能です。そのプラグインは公式のものだけでも何万と存在しますし、非公式のものも多数存在します。

WordPressのプラグインがここまで多く作られたのもシステム本体とプラグインがともに無料で手軽に使えることにあります。多くの開発者も気軽に取り扱うことが出来ますので、必然的に開発されるプラグインの数も増えていきました。

多くのノウハウ

私自身もそうですが、WordPressユーザーの中には扱って得た知識をブログなどで公開するユーザーも多数存在します。そうなると必然的にウェブ上で提供されている情報が増えますので、初心者も始めやすい環境になります。そういったはじめやすい環境のおかげで利用者が増えてさらにノウハウも蓄積されるという循環を生んでいます。

また、需要が多いおかげで近年ではWordPressの情報を扱う書籍も多数出版されていますし、WordPress専門のスクールも増えてきましたので情報を得る気持ちがあればいくらでも手に入るようになりました。

手軽な導入

WordPressは一昔前までWordPress.comに登録して使うか、自身でサーバーにインストールして使うシステムでした、しかしレンタルサーバー会社が簡単な設定で使えるサービスを扱い始めたので、初心者でも気軽に使えるようになりました。今ではメジャーなレンタルサーバーであればほぼ間違いなく簡単に導入できるサービスを提供しています。

WordPressでブログやサイトを作る

「WordPressを使えば簡単にサイトを作成できる!」と言われてますが、本当に作成できるのか?この簡単という言葉は誤解を生みやすいのですが、まったくWebについての知識がない状態だと簡単ではありません。でも少し勉強すればすぐに扱えるようになると思います。

簡単なフローを説明すると、

レンタルサーバーを借りる→ドメインを取得する→WordPressをインストールする

といった手順でホームページが作れてしまいます。(ドメインの取得は一般向けに公開するならあった方が良いですが必須ではありません)

レンタルサーバーの契約さえ完了したら、前項目でも説明したようにレンタルサーバーの会社が簡単にWordPressをインストールできる仕組みを用意しているので簡単に導入できます。

↓参考にさくらのレンタルサーバーでのWordPressのインストール記事もご覧ください。

最後に

WordPressは世界でもっとも利用されているCMSだという事は理解できたと思います。しかし利用者が多いということはアタッカー(攻撃者)の標的になりやすいということも理解しておくべきです。

アタッカーは無作為にプログラムを巡回させてセキュリティの甘いサイトを狙っていますので、狙われるのは大企業や有名なサイトだけだと思ったら大間違いです。サイトのセキュリティをおろそかにするとすぐに乗っ取られてしまいます。知らないうちにアタッカーに他のサイトの攻撃の踏み台にされているなんてこともあります。扱うからにはセキュリティに関しては細心の注意を払いましょう。

プラグインやテーマは公式で配布されているものは基本有志の開発者によるプログラムのソースコードチェックをされているので安心ですが、非公式のものは安全な保証はありませんので、よほど信頼の置けるものだけを使うようにしましょう。

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