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初心者ほど知ってもらいたい!プラグインを使用するうえでの注意

2021.07.01

WordPressのプラグインは管理画面から誰でも簡単に追加でき、有効化すれば簡単に使えるようになるので、バンバン追加してしまいがちです。しかし使い方を誤るとサイトのパフォーマンスを低下させてしまったり、最悪の場合サイトの表示自体に不具合を起こす可能性もあります。

安全安心にプラグインを使っていくためにも、注意しておきたい事を念頭においたうえで使用してもらえればと思います。

必ずしもパフォーマンスの高いプラグインばかりではない

プラグインを追加することによってサイトが重くなってしまったなんて事ないでしょうか?

プラグインにもよりますが、多数の処理を行う上で必ずしもスマートな設計がなされているわけではありません。もっと砕いて説明すると、無駄な処理が多くサイトの表示を重くしてしまうプラグインもあるという事です。

追加することによって必要なページだけに処理を走らせればいいのに全ページに渡って無駄な処理を走らせたりとサイト全体のパフォーマンスを低下させるものも少なからず存在します。

PageSpeed Insightsなどでサイトのパフォーマンス(表示スピード)を確認できますので、プラグインを入れる前と入れた後で大きな差がないか一度テストしてみると良いでしょう。

追加、更新時におこる不具合

基本的にはWordPressもプラグインも最新の状態で使用することを前提としています。しかしWordPressのバージョンが古かったり、プラグインの対応バージョンが古かったりと両方が必ずしも最新の状態といったわけではありません。

プラグインをWordPressに導入したものの動かないという事もしばしばあります。とはいえ動かないのであればプラグインを無効化して削除すればいいのですが、システム上のエラーを起こすとサイトが表示されなくなるなんてこともありえます。

私自身WordPressのバージョンが古く、プラグインを更新したとたんにサイトが真っ白になったことがありました。管理画面すら見れませんので無効化できませんでしたが、FTPでサーバーにアクセスして該当のプラグインをいったん削除することで復帰できました。

もしプラグインによる不具合で管理画面自体が見れなくなった場合は
wp-content > pluginsの中に入っている不具合を起こしたプラグインを一度バックアップを取ったうえでいったん削除してみるものひとつの手です。

プラグインによるスクリプトのバッティング

プラグインを追加することによってサイトが真っ白になることがあるといいましたがその他JavaScript(以下:js)のバッティングによる不具合も結構あります。

プラグイン自体は関数などの処理が重ならないよう作成するルールがあるのですが、プラグインが使っているjsにルールはありませんので、プラグインやもともとサイトに入っているjsなどで不具合を起こすこともあります。

プラグインを入れてサイト全体を一度チェックして問題がないかを確認しましょう。

使ってないプラグインは削除もくしは無効化しておく

使えそうだなと思ってWordPressに追加したものの自分が思ってたのとなんだか違ったのとか、同じような機能のものをいくつか追加して試してみたとかあると思いますが、結局使わなくなったプラグインは無効化した後に削除しておいてください。

無効化せずにおいておくとサイト内で無駄に処理が走って必要以上にサイトのパフォーマンスを低下させてしまいます。無効化しておけば処理はとまりますので問題ありませんが、サイトの使用容量をを少しでも開けておくことを考えると不要なものは削除しておくことがおすすめします。

信頼できるプラグインを使用する

公式プラグインなら比較的安全

基本的にはプラグインは管理画面から追加されると思います。管理画面から追加できるプラグインはWordPressの公式に登録されているものであり、公式登録されているプラグインはWordPressの有志によるコードチェックが行われているので比較的安全が保証されています。

管理画面から追加する際に実績や評価も確認できるのでそちらを参考にすることができるので安全かどうかも確認することができます。

非公式プラグインを使う上で考慮しておきたいこと

非公式のプラグインは当然有志によるコードチェックが行われておりませんので、どこかが安全を担保しているというわけではありません。プラグインを公開している人が信頼のおける人かどうかの判断が必要になります。

商用目的でプラグインを配布しているところであれば配布者が自身の情報を公開したうえできちんと商売しているのかをチェックしましょう。
しっかり商売しているのであれば、プラグインに何か問題あれば販売者の信用問題になりますので、問題のあるコードが入っていることは考えにくいです。

危険なのは配布者の情報・利用実績が不明なプラグインです。
プラグインはデータベースともアクセスできますので悪意のあるコードが入っていれば簡単にサイトを乗っ取ることができます。

プラグインがきちんと更新されているのか

プラグインを公式で公開するには先ほども言いましたが定期的にバージョンアップしてコードのチェックをしてもらう必要があります。なかなかの手間ですので、公開はしたものの手間をかけれずに古い対応バージョンのまま放置されたプラグインも多数存在します。

利用者も多く利益化できているプラグインであれば組織化して定期的にバージョンアップしていますので現在そして将来にかけて安心して利用することができます。

しかし開発が止まってしまっているプラグインであれば、今使っているWordPressのバージョンに合わない可能性もありますし、今使えたとしても今後WordPressのバージョンアップを行った際にプラグインが使えなくなることもあるという事も想定しておきましょう。

まとめ

プラグインは便利で簡単に導入できる一方使い方を誤ればサイトに不具合をもたらすものだという事が分かったと思います。

私自身も便利そうなプラグインはどんどん試してみますが実際に使うかどうかはしっかり吟味したうえで使うようにしています。

こちらで紹介したことを念頭に置いてもらえればトラブルも減ると思いますので是非参考にしてください。

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