サイトを公開したのになぜ検索しても表示されないのか。検索で表示されるためにやっておく事とは?
2021.01.08「サイトを公開したのに表示されません」とお客様から問合せを受けることがあり、それは大変だと思い確認してみると表示されている。よくよく聞いてみると、検索したのに検索結果として表示されないという事らしいです。新規でサイトを作成して公開した時にこういったやり取りがたまにあるのですが、検索の仕組みをよく理解していないとこういった疑問が浮かんでしまいます。
ということで、公式である自社サイトを公開したのになぜ検索結果に出てこないのか?検索に表示されるためにはどういう事をすればいいのかを解説していきます。
目次
なぜすぐに検索結果に出てこないのか
例えば「METS病院」という今までホームページを持っていなかった病院が新規でホームページを作って公開した場合を想定してみたいと思います。
おそらく病院系のサイトを検索するとその病院の公式サイトがなかった場合、病院系のポータルサイトなどがヒットすることが多いと思います。
公式サイトがなかったので今まで「METS病院」で検索してもポータルサイトなど情報サイトしかヒットしなかったのですが、このたびMETS病院の公式サイトを公開しました。
じゃあこれから「METS病院」で検索すれば公開したサイトが上位に掲載されるようになるだろうと思うはずです。しかし、公開したばかりのサイトがすぐに検索の上位に来ることはありません。なぜなら検索エンジンからしたら、そのサイトが「METS病院」で検索したときに検索結果の上位表示に値するサイトか分からないからです。
当事者からしてみれば上位表示されて当たり前なのですが、機械的に判断する検索エンジンからしたらそれは当たり前ではありません。そのサイトが「METS病院」の公式サイトだと判断する術もありませんし、ましやそのサイトの情報が「METS病院」で検索したユーザーへ上位表示するのに適している内容なのかもすぐには分からないからです。
ホームページは公開されてから検索エンジンにインデックスされれば、そこからキーワード検索したユーザーの反応を評価され、その評価によって検索の順位付けされていきます。
ということで、METS病院のサイトは公開したばかりでは「METS病院」のキーワードに対しての評価はゼロなので、「METS病院」で検索してもすぐには上位表示にはなりません。
どれくらいの期間で検索上位になるのか
検索したユーザーから一番支持される情報を有したサイトを公開できた前提の話になりますが、どれくらいの期間で上位表示されるのかは決まってません。
先ほども申した通り、サイトがユーザーからの評価を受けなければなりません。
物凄くニッチな分野のサイトであれば、検索やサイトを利用するユーザーが少なくなりますので評価される機会も少なくなります。
逆に検索ユーザー、サイト利用ユーザーが多い分野であれば、評価も早く着きますので上位表示も早いかもしれません。
キーワード検索するユーザーはもちろん、直接訪問して利用されることも評価につながるので公開したらたくさんの人に呼びかけて使ってもらってください。
公式サイトなら上位に表示されやすい?
検索エンジンの目指すところは、キーワード検索したユーザーの最も適した情報を提供することです。
「METS病院」で検索したときに一番最初に表示されるには、検索した大多数のユーザーが欲している情報が一番最適に得られると判断されなければなりません。
たしかに公式サイトであれば多数のユーザーの支持を得られることは想像できます。しかし公式サイトであっても、第三者の作るサイト(ポータルサイトなど)の方が情報が充実していたらそのサイトよりも順位は下になりますし、「METS病院」で検索したユーザーが欲している情報とズレていれば表示順位が格段に下がります。
「METS病院」で検索しているユーザーは病院の診療時間や診療内容などを欲しいるはずなのに、公式サイトがスタッフの趣味の内容ばかりで検索したユーザーが求めている情報とズレていては当然ユーザーからの支持は得られません。
以上のことを踏まえると、公式サイトを公開したからといって一番最初に表示される保証もないというわけです。
自社の名前で検索されたときに一番最初に表示されるのを望むのであれば、自社名で検索したユーザーの大多数から支持を得られる情報を有したサイトを作る必要があります。
検索が上位表示されるためにやっておくこと
検索へエントリー
検索結果に出てくるためにはまずは検索エンジンに新しくサイトを作ったことを知らせる必要があります。
検索エンジンにサイトの存在を知らせることで、検索エンジンのクローラーへ自サイトの情報のインデックスを促します。
※インデックス:クローラーがやってきてサイトの情報を検索エンジン側が保持することを検索エンジンにインデックスされたという表現をします。
関連サイトにリンクを貼ってもらう
サイトが公開されたらなるべくたくさんの人に通知しましょう。たくさんの人が見てくれるとサイトの評価が上がって検索結果の上位表示へとつながります。また可能な限り関連した外部のサイトからリンクを貼ってもらってください。
外部からのリンクは自サイトへの流入へとつながりますし、これもサイトの評価へもつながります。ただし、関連性のまったくない怪しいサイトからのリンクはサイトの評価を下げる可能性もありますので気を付けてください。
病院サイトであればポータルサイトに公式サイトが出来たことを連絡してリンクを貼ってもらえます。
飲食系のポータルサイトであれば食べログやホットペッパーにリンクを貼る事が効果的です。
ポータルサイトからすれば、公式サイトへの情報を提示できる分サイトの内容を充実化できるのでユーザーへのメリットととらえることができます。
自社サイトからしてみれば規模の大きな関連性の高いポータルサイトからリンクがあることは評価アップへの期待ができるのです。
なるべく関連性の高いサイトからたくさんの流入を得られるようリンクをお願いしましょう。
GoogleマイビジネスにURLを登録
Googleマイビジネスでオーナー登録しておけば検索したときに会社やお店などの基本情報を提示することができます。そちらに公開したホームページのURLを登録しておけば、そこからの流入も見込めます。
関係者に通知をする
関係者に公式サイトが出来たことを通知すれば、通知を受けた関係者は一度はサイトを見に来てくれるはずです。それだけでも流入が起こりますので十分メリットがあります。
SNSを利用する
SNSは業種による相性になりますが、Twitterやインスタグラムで投稿してリンクを繋げたり、SNS経由でユーザーを呼び込むことで流入を促し、サイトの評価をアップさせます。
検索が上位表示されるためにやってはいけないこと
サイトの流入を図るために業者にお金を払って意図的に無理やりサイトの流入をすることはやめてください。おそらくそういったことをする業者からの流入は機械的なものであったり、懸賞サイトを利用して無理やり作った流入です。サイトに興味のないユーザーがサイトに訪問しても直ぐに離脱してしまい、評価の低下を招くことになってしまいます。また、ズルしたのがバレてしまえば検索エンジンからペナルティを受けて検索にすら引っかからなくなってしまうこともあります。
また外部への大量リンクを業者に依頼した場合も同じです。関連性のないサイトから大量にリンクされても評価へはつながりませんしやり方によってはこれも評価を下げてしまいます。
中にはアダルト系のサイトや公的良所に反するサイトにリンクを貼られてしまい、気づいたときには業者やリンクを貼られたサイトの運営者とも連絡がつかなくなり、リンクが解除できなくなったという話しもあります。
やり方を間違うとサイトの評価を落として検索上位表示どころか検索から外されてしまうこともありますので気を付けてください。
まとめ
要するにサイトにより多くの人の流れを作り、最終的に任意のキーワードに対してサイトがユーザーから多くの支持(流入)を得られることが、上位表示につながると理解しましょう。
いつまで経っても検索順位が上がってこない理由は、サイトが認識されているキーワードがズレている可能性があります。また普段からキーワード事態に需要が少なく評価を集めれていないことも考えられますので、上記の施策を参考に少しでも多く流入を獲得しましょう。